コードギアス復活のルルーシュ見てきました。
ゼロレクイムから2年後の世界を描いた作品です。率直な感想を言うと、ファンのために作られたファン向けの映画という感じでした。2006年に放送されて、今でも名作として名前の挙がるくらい愛されたアニメなので、ファンのために恩返しという意味が込められているのかと思います。
以降、ネタバレ
Contents
簡易あらすじ
皇道から2年後の世界
世界は再編成された超合集国を中心にまとまり、平和な日々を過ごしていた。しかし、ある日、難民キャンプ慰問に訪れていたナナリーと同行したゼロ（スザク）は、謎のテロリストに連れ去られてしまう。
ナナリーとゼロ奪還のため、シュナイゼルの密命を受け、ジルクスタン王国に潜入したカレン、ロイド、咲世子達。そこで、謎のギアス能力者に襲われる。襲われている最中に、偶然ジルクスタン王国を訪れていたC.C.と再会する。横には、死んだはずのルルーシュの姿が・・・？
無敵の王国”ジルクスタン”を舞台に、謎のギアス能力者とルルーシュの復活劇を描いた作品
ルルーシュは生きていた
復活のルルーシュ??
作中では、最終回でゼロに扮したスザクに、刺されて終わりでした。ただファンの間では指摘されていました。
【生きてたルルーシュ】
今回、映画で生きていたことが判明したのです。開始10分くらいでルルーシュが出てきたときには、劇場で見ている人たち歓喜！！！
しかし、すぐ絶望が待っていました。
出てきたのはルルーシュだけど、あのルルーシュではなかった・・・
【廃人のルルーシュ】
ルルーシュは、記憶喪失で廃人になっていました。Cの世界に元の記憶・人格がある状態らしく、ルルーシュはしゃべることもできない廃人です。C.C.に介護されながら、なんとか生きている感じでした。あの賢くて、かっこいいルルーシュとはかけ離れた姿で衝撃を受けました。
【C.C.とルルーシュ】
C.C.は、記憶を取り戻すためにルルーシュを連れて、世界中を旅していました。ただ状況としては、行き詰っており、半分心折れている状況でした。C.C.は、最後の希望として、ジルクスタン王国という場所にある遺跡を訪れていました。
完全復活のルルーシュ
ジルクスタン王国で偶然出会ったカレンや咲世子の手助けもあって、C.C.は遺跡に到達。そして、一緒に”Cの世界”に行きました。Cの世界にはシャルルがいましたね。シャルルがルルーシュの記憶喪失の原因でした。C.C.は、シャルルに「ルルーシュを開放あげてほしい」と頼み、そして、ルルーシュは記憶を取り戻しました。
【コードギアス＝ルルーシュ】
復活を引っぱる気はなかったのでしょうね。てっきり、記憶を取り戻して、感動の終わりみたいなありきたりの展開を想像していたのですが、劇中の30分くらいで記憶を戻って、復活してました(笑)。さすが視聴者の期待を良い意味で裏切るのがコードギアスです。
亡国のアキトがファンの間で評判イマイチだったのもコードギアス＝ルルーシュの物語であるということです。ルルーシュというキャラクターの魅力を再認識しました。
【あの名言に歓喜！！】
復活して早々、
と言いながら、敵にギアスをかけて、ピンチになっていたカレンとC.Cを助け出しました。
スザクと再会するルルーシュ
ストーリー上、ジルクスタン大国に「ナナリー」と「スザク」がさらわれた状況です。ルルーシュは牢屋に閉じ込められていたスザクを助け出します。
目を覚ましたスザクの目の前にルルーシュの姿
スザクは、ルルーシュの他人事みたいに言った発言にぶちギレ！！ルルーシュを殴り始めました。
【ルルーシュを殴った理由】
ゼロレクイエムでルルーシュは死ぬという話になっていたのに、また嘘をつかれたこと。
2年間、ゼロとして生きた俺がどれだけ苦労したと思ってるんだと他人事みたいに言うなと、ルルーシュをボコボコに殴ってました。
スザクはC.C.に止められて少し落ち着きます。殴られた後、ルルーシュは少し笑っているように見えました。殴られることはわかっていたのかも知れませんね。
その後、冷静になったスザクは、「すまなかった。生きてまた会えたことが嬉しい」とルルーシュに言っていました。
ナナリー奪還作戦
スザクを助け出したルルーシュですが、ナナリーはまだ助け出せていません。ナナリーを奪還作戦が開始です。今までスザクが変わりにやっていたゼロの役は、スザクがルルーシュにお願いし、今回、ルルーシュすることになりました。
コーネリアと再会するルルーシュ
ただナナリーを助け出すには、人手が必要でした。ちょうど、近くに派遣されていたコーネリアにルルーシュは会いにいきます。
【コーネリアの拒絶】
コーネリアは、ルルーシュを拒絶しました。
妹の”ユーフェミア”や多くのブリタニア軍人を殺された恨みがあるらしく、ブリタニアの人間として受け入れることが出来ない。むしろルルーシュに対して、〇意があるようでした。
ルルーシュは、自らお面取って、頭を下げて協力のお願いをします。それに対して、コーネリアは、
コーネリアは、快く承諾しました。全指示は、ルルーシュに任せると。
扇と再会するルルーシュ
扇とルルーシュは、黒の騎士団で仲間でしたが、扇の裏切りによって、敵対関係になってたと思います。しかし、今回の映画でルルーシュが生きたことを知ると、ナナリー奪還作戦に協力するためにルルーシュの元へ行きました。
【悔やむ過去】
扇は、ゼロ（ルルーシュ）を売ったことを悔やんでいたようでした。今の日本があるのは、ゼロのおかげで、平和に暮らせている。自分だけ幸せに生きていいはずがないと、総理の座も自ら辞めていました。そして、ルルーシュの前で自〇しようとします。しかし、ルルーシュは「もう終わったことだから」と扇の自〇を止めさせます。
ファンの間で扇が叩かれていたので、救済措置ともとれる描写ですね。
復活したルルーシュの性格に変化
ルルーシュは、昔に比べて、優しくなったような感じでした。
「味方には嘘をつかない」と言って、自らゼロのお面を取って、頭を下げてお願いする変わり様には驚きでした。昔ならギアスをかけて従わせるか、嘘をついて騙して従わせることをしてたので。
作中では、味方をコマに使って、切り抜けようとすることはよくありましたが、今回は全くなかったです。絶対に味方を見捨てない姿勢は、大きな変化ですね。
最大の敵！？
ジルクスタン王国の予言者と呼ばれる「シャムナ」。
彼女は、自分が死ぬことで、自分だけ時間を6時間前に巻き戻れるギアスの持ち主です。ナナリーを使って、Cの世界に行こうと考えており、過去に自由に戻れる能力を取得しようとしていました。
6時間に戻れる能力は最強！？
ルルーシュが完璧な作戦を考えて、シャムナを追い詰めても、死ぬと過去の記憶をもったまま6時間前に戻ります。過去戻った時には、ルルーシュの作戦の対策するので、ルルーシュは作戦が読まれていまいます。すべての作戦が読まれるので、ルルーシュは太刀打ちできません。
さすが天才ルルーシュ
自分の戦略が全く通用しないことに、一度は心を折れて、諦めようとします。しかし、C.C.に”諦めるな”と諭されて、もう一度考え直します。
しかし、ギアスの能力と発動条件がわかりません。可能性がある20何個のギアス能力を思いつきます。そして、あらゆる可能性をつぶしていき、一つの仮説にたどりつきます。
6時間前に戻れる能力であると。
唯一、ギアスが効かないC.C.を使って攻略し、シャムナに勝利します。
【明日を取り戻す】
シャムナとルルーシュの会話で心に残った会話があります。シャムナが「過去に戻りたくないのか？」という問いに対して、「過去は全て受け入れている。過去があったからこそ今の自分がいる」という明日を求めたルルーシュらしい言葉でした。嫌な過去も受け入れるという考え方は、普通に人生生きていても参考になると思いますね。
ラストは感動的であり、印象に残る
C.C.がルルーシュの言葉に号泣！？
自分の役目は終わったと記憶の戻ったルルーシュの元を離れようとするC.C.ですが、ルルーシュに止められます。そして、ルルーシュから「一緒に歩もう」と提案されます。
そして、
ルルーシュ・ランペルージという名前を捨てて、「L.L.」として一緒に生きる。その決断に、C.C.は涙します。C.C.は、相当、嬉しかったと思います。
【感動のラスト】
最後、ナナリーに一緒に暮らしましょうと提案されてましたが、ナナリーの誘いを断り、C.C.と一緒に生きることを選ぶというラストでした。
ナナリーのために世界を変えようとしたくらいナナリーのことが好きで、一緒に暮らしたい気持ちもあったと思います。ただナナリーには、ブリタニアの仲間がいます。でもC.C.は孤独の身だったので、ルルーシュは、C.C.のことがほっとけなかったでしょうね。優しいですよね。
C.C.とルルーシュは両想い？
ルルーシュのことが本当に好きなんだなという描写が描かれていました。カレンから「言いたいことあるなら、ちゃんと言いなよ」と言われてました。一方、ルルーシュは、C.C.に対して恋愛感情は抱いておらず、パートナーというイメージでした。
【エンドロールに秘密が！？】
普通に見てたら、恋愛関係に発展あるかも？って終わったように見えましたね。でも衝撃の事実があったのです。最後のエンドロールで、ルルーシュとC.C.が歩いているシーンがあります。何気なく見てたら気づかないですが、仲良く手を繋いで歩いていてたんですよねΣ（・□・；）
わかりにくいですが、「L.L.」がプロポーズの言葉だったのでしょうね。つまり、ルルーシュが選んだ女性は、C.C.だったということです。
映画はパラレルワールド
細かい設定が違っていました。
理由は、劇場版3部作の続編だからです。TV版とは違い、劇場版の世界観を引き継いでいるので、いわゆるパラレルワールド扱いになります。
疑問に思う設定は、何か所かあった方も多いと思いますね。
ただストーリーは、ほぼ一緒なのでTV版を見た人でも楽しめますよ！！
シャーリーが生きていた！？
死んだはずのシャーリーが生きていました。
えっ？？？
と思う方多いと思います。
TVアニメでは、完全に死んでた描写でしたからね。しかし、この映画は”劇場版3部作の続編”なので、シャーリーが死んでない設定らしいです。だから、学校のみんなとは普通に会ったりしていて、仲良くしてました。また、ビレッタ先生と扇の結婚式に来てました。
また、C.C.とは小まめに連絡とっていたようです。TV版では絡みのなかった二人ですが、劇場版では絡みがあったんですかね？劇場版見てないのでよくわかりませんね。
【ルルーシュと再会】
直接会った描写はなかったものの、最後、記憶の戻ったルルーシュから電話貰ったみたいです。生きてたことを知って、泣いて喜んでました。
その他の人物
身内
・ナナリー
外交など、いろいろ頑張っているようでした。最後、自らの役職を捨てて、ルルーシュと一緒に暮らしたいと提案しましたが、「ナナリーなら俺がいなくても生きている」と言われて断られます。
・篠崎咲世子
カレンとともに日本で軍として活躍。ルルーシュの姿を見ると、昔のように忠誠を誓っていました。
アッシュフォード学園
親友リヴァル
特に変わりなし。ルルーシュと再会した描写はありませんでした。
会長ミレイ
キャスターとして頑張っていました。ルルーシュと再会した描写はありませんでした。
ニーナ
ブリタニア軍として、ロイドとシェリルのもとで働いていました。
ビレッタ先生
扇との子供が生まれてました。料理教室に通っている描写もあり。
元黒の騎士団メンバー
玉城
日本の軍に所属？しているようです。相変わらずのお調子ものでした。ゼロ（ルルーシュ）が生きていたことを知ると、「ゼロなら奇跡を起こせる男だから信用できる！！」と真っ先に協力する姿勢を見せてました。
藤堂
千葉と結婚？
千葉
藤堂と結婚？
ラクシャータ
ロイドと仲直り？
ブリタニア関係者
シュナイゼル
相変わらず「ゼロに仕えよ」のギアスにかかったまま。ブリタニア王国では中心人物として活躍しているようでした。
ギルフォード
コーネリアの騎士として活躍中
ジノ
黒の騎士団に所属。黒の騎士団は軍の名前みたいな感じ。
ジェレミア
蜜柑農園を経営。ルルーシュが生きていたことを知ると、真っ先に協力する姿勢を見せた
アーニャ
蜜柑農園を経営。ルルーシュが生きていたことを知ると、真っ先に協力する姿勢を見せた
ロイド
相変わらずという感じでした。ラクシャータとは仲直り？
来場者特典について
中には、ルルーシュとスザクの色紙がありました。
まとめ
ブリタニアと元黒の騎士団メンバーの連合チームという夢のオールスターで敵と戦う。完全にファン向けのオールスターという感じでした。
出てきてほしいキャラは、ほぼ出てきて、ルルーシュと絡むのも良かったように思えます。ただコードギアスのワクワクするサプライズ展開というのは、なかったです。作品としては無難に仕上げた感があります。
【続編】
一応、最後は続編を作れるような終わり方でした。ただファンの人への感謝の気持ちとして、夢のような展開だったのでこれで最後なのかなと思います。
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